煙突工事について
About chimney construction
ストーブ選びだけではなく
重要な煙突工事
ウッドストーブ(薪ストーブ・ペレットストーブ)は燃料になる木材やペレットを燃やすだけでは最適な燃焼を得られません。という注意書きをよく目にします。それはウッドストーブに必ず設置される、『煙突』の力を借りることによって本来の燃焼を得られる作りになっているからです。
ストーブ販売店ではこのような知識が豊富であり、施工実績が多い販売店・施工業者ほど、信頼が高いと言えます。石村工業では、全国に数多くの信頼のおける販売店のネットワークがあり、全国どの地域からストーブの購入依頼があっても施工業者をご紹介することが出来ます。
理想の煙突レイアウトとは
理想の煙突レイアウトは、ストーブから垂直に真上に伸ばして排気するレイアウトです。曲がりが少ない分、上昇気流が円滑に行われ理想の燃焼が得られます。しかしながら、垂直にレイアウト出来る環境というのはそう多くはありません。新築時に設計段階からウッドストーブを設置するように計画する場合や、平屋でリビングが大きく、屋根まで近い場合などが当てはまります。もちろん大規模リフォーム時の設計に入れ込んでも理想のレイアウトは実現できます。
現実的なレイアウトを目指す
それではどうすればよいか考えましょう。
下に一般的な煙突のレイアウト図を用意しました。T曲が2箇所あり、上昇気流を妨げるレイアウトになっておりますが、外に出した煙突を上に伸ばす距離を多く取ることで燃焼効率を維持できます。
このように今の居住環境をしっかりと見極め、設置場所を検討する必要があるのです。
一般的な煙突の参考設置例
【設置に関しては下記のストーブ関連法令をご参考下さい】
- ◎建築基準施工例第115条
- ◎国土交通省告示第225号
- ◎火災予防条例(各市町村)
- ◎消防法第9条
◎火災の危険がありますので、煙突の施行は専門知識のある業者に依頼することをお薦めします。
◎石村工業(株)ではストーブ本体と鉄製炉台の製造販売だけを行っております。
煙突の購入費用・施工費も
予算に入れておく
ウッドストーブ生活を始めるにあたっては、ストーブと同額程度に煙突設置費用も発生することを事前に確認しておく必要があります。
煙突の種類も複数あり、煙突内部と外部の温度差が出やすいシングル煙突よりも、断熱材が入った二重煙突のほうが燃焼効率が増します。シングルの場合は煤が溜まりやすく、メンテナンスにも時間がかかりますが、価格は安価で済みます。反面断熱材入りの二重煙突はお値段は張りますが、燃焼効率も最適となり、煤の付着を少なく押さえられます。煙突選びはご予算との関係が大きく、ストーブの費用と関係して判断するポイントとなります。